【評価は高い】シンジョーズを見ました
こんにちは。
またまた2年前位に見た映画の感想です。
その名も「シンジョーズ」。
ひどいタイトル。
ちょうどシン・ゴジラが公開されてた年ですね、シンジョーズという邦題をつけた配給会社の人の「オラッうまいタイトルやろっ」という顔が容易にイメージできます。
わたしは「糞のような映画を見て時間を無駄にしてしまったのでは…?」となる瞬間がなにより快感でして、つまなくて寝落ちてしまっても、それはそれでいいやーというタイプなのですが
この映画に関しては
時間を無駄にしたわ…くそ…くそっ…
と、本気で悔しくなったものでした。
悔しい。
簡単なあらすじ
水爆実験で放射能汚染されたサメがビーチを襲う!
シンプルかつ初代ゴジラのシナリオを彷彿とさせるストーリー。
シンジョーズの名は伊達じゃない。
ここだけ聞くとよくあるB級映画のよくあるシナリオなのですが、この映画が個人的に圧倒的に糞だと感じたのは
チャプター数の極端な少なさと、しょうもない人間同士のゴタゴタが多すぎる
ところでしょうか。
パニックものの醍醐味のひとつである、人間同士のゴタゴタですが
馬鹿が多すぎて収集がつかないと「うるせぇ!!」(ドーン)(ゴムゴムのピストル)みたいな気持ちになります。
馬鹿しかいねぇのかよ…むなしい…こんな馬鹿に託されるビーチの未来…
そして、そんかしょうもないゴタゴタを見たくなくて「チャプター飛ばしちゃおっかな…」とよこしまな気持ちになった時に襲ってくるのが
絶望的なチャプターの少なさです。
確か全体で6くらいしかなかったです。
一時停止してトイレに行って、戻ってきた時に再生ボタンとチャプター戻りボタンを押し間違えてとんでもない事が起きました。
「えっ…ここまで戻るの…?」
「そうだ、チャプター飛ばして巻き戻せばあるいは…」
「えっ誰やねんこのキャラ…」
そうです、リモコンの操作ミスをすると、絶望的にめんどくさい倍速ストップ∞をしないといけないんです。
オチはまぁなんというか、女の人がサメを誘導して泳いで島に乗り上げ?させて
サメが自熱で燃えて死ぬって感じなんですけど
女の人が泳いで勝てるスピードじゃなかったよね?!
と、なんか無粋だけど突っ込まざるを得ない終わり方でした。
わたしは本当に時間を無駄にしたと思うこの映画なんですけど
ヤフー映画?とかでは結構高評価なんですよね。
確かに映像とかはそこそこ綺麗だったけど、あれで本当にいいの…?許されるの…?わたしがサメ映画に多くを求めすぎてるの…?となんだか不安になりました。
このブログを書きながら、わたしの中で完全に「メガピラニア」とごっちゃになってる事に気づきました。
メガピラニアは個人的にそこそこおもしろかったので、またいつかブログに書けたらいいなと思います。
それでは。
【胸糞?】ソドムの市を見ました
こんにちは。
胸糞悪い映画ランキングで上位を走り続けている「ソドムの市」、多分2年か3年前にひっそりと鑑賞しました。
予定のないゴールデンウィークの中日で、なんでか思い出せませんが
「あっソドムの市でも見てみるか」
と思い立った快晴の日でした。
見たのはその一度きりですが、あまりにもあまりすぎた内容はもう忘れる事はないだろうなぁと思います。
閲覧注意とまではいきませんが、胸糞悪い映画ランキングランカーなだけあって爽快感などなにひとつない感想です。
↓
簡単なあらすじ
ファシズムに支配されたイタリアが舞台
権力者たちが美男美女を集めて、自分たちの快楽を満たすための道具として使い果てるお話し
そもそもファシズムとか教科書でしか覚えのない言葉なのでピンと来ませんが、「権力者が権力を振りかざすことで行われる政治手法」みたいな捉え方でいいんですかね?
こういう映画を見ると時代背景やその国の文化をなんとなくでも理解してないと、ストーリーとして楽しめないとこありますよね。
悪魔という文化圏ではないため、エクソシストの怖さがいまだにわからないみたいな感じです。
話がそれました。
詳しいあらすじや描写はWikipediaなどを参考にしてください。
若い美男美女を全裸にひんむき、ムッシュマダムは彼らを淫行の道具として使います。
毎日マダムの痴情の語りを聞き、それになぞらえた行為を強制的に強いられます。
一見すると本当にただの過激なポルノ映画ですよね。
日に日に強いられる性的な虐待とまで言える行為はエスカレートしていきます。
集団心理と欲求の増大というのは本当に恐ろしいものです。
強姦で済んでいたものが、食糞や同性での擬似結婚など、ひどく倒錯したものになっていきます。
食糞のシーン、もちろんちゃんと偽物を使っていると聞きましたが
本物でも偽物でもどっちでもいいくらいに最高に吐き気がしましたし、しばらくかりんとうが食べられなくなりました。
あと「自分はスカトロ趣味とは無縁なんだ」なんて考えたりしましたね。
若者たちの不信感や抑圧される生活…朝から晩まで全裸のままですし、もう家畜と同じ扱いですよね…から、若者たちも徐々におかしくなっていきます。
映画の最後…というか、オチというオチはありません。
エロティックな欲求がサディスティックに変容して、とうとう若者たちに拷問が行われます。
死によって若者たちが救われるのかどうかなんてわからないまま終わります。
ただただ、権力者であるムッシュマダムの慰みものとしての終わりを見せつけられるだけです。
そしてなによりも異質なのが、拷問をうける若者たちを尻目に
権力者たちの警備隊は、蓄音機の優雅な音色にあわせてダンスを踊り続けるところです。
壁一枚隔てた外では、若者たちの悲鳴が
壁一枚隔てた中では、小綺麗な服を着た警備隊が軽やかなステップを踏んでいます。
このとてつもないギャップ、あまりにも気味が悪くて一度停止ボタンを押してしまいました。
映画は、本当にこれで終わります。
内容をダイジェストに書き出すと「美男美女が変態ジジイババアの慰みものになって、とんでもなく変態な事されて殺されちゃう、性的に倒錯した作品」って事になるんですけど
なぜこの映画がこんなにも長く語り継がれているんですかね。
わたしは「ファシズムに対する批判」と「圧倒的な倒錯した映像美」の二点だと思います。
映画としての鑑賞後の爽快感を重視するのであれば、「若者たちが反逆を起こし、変態どもに打ち勝つ」「警備隊が味方になる」「第三者の介入で解決する」などと、いくらでも起点はあると思います。
しかしこの作品ではそんな絵空事は起こらず、権力を持った者が最後まで優位に話が進みます。
結局現実こんなもんだよねー、の延長です。
これじゃだめでしょ…という無力感と共に終わるこの映画、胸の内にそういうずっしりした鉛を置いていかれたような気持ちです。
そしてそんな世界観を描く映像美。
これはもう圧倒的だと思います。
「映像美」と書きましたが、絵面が綺麗という意味ではありません。
映像描写による表現が完璧である、というニュアンスです。
ムッシュマダムの変態かつ横暴な蛮行をここまで的確に…という感じで、なんやかんや引き込まれてしまうのはもういっそ仕方ないレベルだと思います。
思い返すととんでもない映画だったけど、得るものはあったような…なかったと言い切ってしまうと映画を見てた時間が無駄になってしまう…とても視聴にエネルギーを使いました。
率先してまた見たいとかまったく思わないのに、時々こうして思い出してしまうあたり
とんでもない中毒性のある映画だったなとしみじみします。
さすが胸糞悪い映画ランキングランカー。
用途としては「自分の変態性癖がどのレベルか本気で知りたい」時に見てみたら多少は役に立つのではないでしょうか。
余談ですが、この作品の監督、この映画の役者さんに殺されるんですってね。
一番後味が悪い。
映画を忘れないようにする
こんにちは、茅野です。
なんやかんや映画を見る機会があるので忘備録をつけようと思います。
いまさら名作シリーズ物などを一から見るほどのフリークではないので、「なんか映画館でやってるなー」「TSUTAYAで気になるタイトルがあるかー」な程度の人間のゆるいブログです。
よろしくお願いします。